生活と意見 2020/07/22
げんすけ
2020/07/22 11:43
午前に美容院でカットしてもらいました。プロフィールに使っている「生活と意見 2020/06/26」で触れた、廉という名前のミニチュア・シュナウザーの里親を探してくれた美容師さんのお店です。難聴者の私には、聞き取りやすい声とそうではない声があるのですが、この人の声は聞きやすくてとても助かります。
この美容師さんとは長い付き合いで、私が涙もろいというか泣き虫であることはご存じなので、あまり廉(今は、げんすけという名前なのですが)の話はしないのですが、きょうはたまたま廉の新しい家族のことが話題になりました。いろいろ話しているうちに……。
「(新しい家のお母さんが)手のかからないいい子だって、おっしゃっていましたよ」
この一言で、胸からどっと込み上げてきました。涙を堪えていたのですが、我慢が限界に来たのです。あたまのなかは廉の思い出の洪水。堰が切れました。こうなるともう駄目ですね。カットの途中でしたが他のお客さんもいるのでトイレに行かせてもらい、そこでハンカチを口に入れて噛んで嗚咽を押し殺しました。
廉ロス(いっしょに暮らしているY君と私のあいだで使っている言葉です。廉廃とかシュナ愛という言い方もあります。)はまだまだ克服できていないもようです。Y君もほぼ一日中、眠っているときでさえ、廉のことを考えていると言っています。彼はとても情に厚く一途な人なのです。犬を飼うのはY君の長年の夢でした。実現したその夢を、私の病気のせいで壊したことに罪悪感を覚えます。
廉がよその家の子になって明日で九か月になります。万が一会っても私のことを覚えていないかも……。それはそれで悲しい。きょうは思考が変な方向に行きがちです。
梅雨が早く明けないかなあ。
#日記